以前住んでいた家は、市の保存樹林の崖に面していて、林に面したバルコニーに出ては、木々を眺めていました。
あるとき、崖の下で暗渠の工事が始まり、日中はずっと重機の音が鳴り響き、自宅で仕事をしている私は、毎日がホントつらくて、いつも窓は締め切り、工事がお休みの時だけ、バルコニーに出るようになりました。
その工事は3ヶ月近く続き、ようやく終わった…と思ってバルコニーに出たら、一番近くにある桧の葉が茶色くなっていました。その時は、どうしたんだろ?って思った程度だったけど、毎日周囲の木々を見ていたら、桧は全部葉っぱが茶色くなっていて、
「枯れちゃうのかな?」とか思っていたけど、何ヶ月かしたら、すっかり元に戻りました。
その後も、重機の入る工事が始まり、しばらくすると、桧の葉が茶色くなり…
それ以降も、その繰り返しで、
「そっか、桧は騒音が嫌いなのね」と気付きました。
あるとき、林の木の枝がBSアンテナに当たってしまい、市に連絡を入れたら、造園屋さんが来て、枝を伐採してくれ、その時に造園屋さんに、
「工事が始まると桧が具合悪くなっちゃうんですよ」
って話をしたら、
「初めて聞いたよ。そんなことがあるんだね~」
と言っていました。造園屋さんも知らない桧の秘密…(*ノ∀`*)ウフフ♪